日本のインターネット検索最大手Yahoo!が、米Googleと検索・ネット広告事業で提携すると発表した。
日本のYahoo!は、1996年に米Yahoo!とソフトバンクによって設立され、2004年から米Yahoo!の検索エンジンを採用してきた。しかし、米Yahoo!が2009年に米MicroSoft(MS)と提携し、MSの検索エンジンbingを採用することになった。このため、日本のYahoo!も、検索エンジンを変更せざをえなくなり、Googleとの提携を決めた。bingは、まだ日本語でサービスを提供する準備がまだ整っていないからだ。
Yahoo!は年内にも検索エンジンをGoogleからの提供に切り替え、その後、Googleの成長を支えてきた検索連動型広告配信システムに乗り換えて、広告でも売り上げを伸ばしたい考え。
また、日本のYahoo!の筆頭株主であるソフトバンクは、米AppleからiPhoneなどの人気商品の提供も受けていて、米有力企業との提携で成長を目指す姿勢が伺える。
日本の検索市場シェアは、Yahoo!が約58%、Googleが約38%。今回の提携でGoogleの検索エンジンが日本の市場をほぼ独占することになる。一方、Yahoo!は、ネット上のオークションで随時更新している商品の販売データなどをGoogle側に提供する。
日本のYahoo!は「事前に公正取引委員会に相談し、独占禁止法に抵触しないことを確認している」と説明しているが、日本で利用者が入力する検索キーワードのほとんどがGoogleに渡り、情報が集積されることになる。